顎関節症の原因と症状および治療法

顎の関節が痛んだり口が開けづらいなどの自覚症状があった場合は、まずは顎に負担をかけないよう注意をして過ごしてみてもいいのですが、それでもやはり治らないようなら病院で診察を受けるようにしましょう。


顎関節症は歯科での治療が一般的です。顎だけでなく合併症として耳や顔にも痛みが出るので耳鼻科や整形外科などに行く人もいますが、顎関節症の疑いがある場合は歯科の受診を勧めてくれるようです。


又、治療をしばらく続けても症状が治まらない場合は、更に専門医を紹介してもらって診断を受けるのがいいと思います。


顎関節症以外の他の病気や怪我などで並行して治療を受けている場合は、それぞれの医師に治療の内容を必ず伝えるようにしてください。例えば虫歯の治療で口を大きく開け続けていることから症状が悪化する場合もありますし、むち打ち症で頸椎牽引していて顎関節を痛めることもあります。実際の検査ではよく似た症状の病気と識別するのがポイントとなっています。


開口量の検査では開口量や顎が前方や側方に動くかなどを調べます。画像診断では主にＸ線で関節の変形などを調べますが、場合によってはＭＲＩ、関節腔造影検査を行って関節障害などを調べることになります。


問診で診断がつく場合も多くいようで、ここでは現在の健康状態、既往歴、アレルギーの有無、常用薬物、関節や筋肉の状態などや、どんな症状があるのか　痛みの部位、痛みの特性、時間、開口状態、雑音の種類が確認され、生活習慣としての食いしばりや歯ぎしり、偏咀嚼はあるかなども聞かれます。更に視診、触診を受けてから治療法へと移ります。